2022年11月号

AI倫理委員会を企業が設置すべき理由

アルゴリズムのバイアスを特定し、経営リスクを軽減する

リード・ブラックマン :バーチュー 創業者兼CEO

リード・ブラックマン

バーチュー 創業者兼CEO

倫理リスクを専門とするコンサルティング会社バーチューの創業者兼CEO。デロイトAIインスティテュート(DAI)のシニアアドバイザーを務めている。著書にEthical Machines: Your Concise Guide to Totally Unbiased, Transparent, and Respectful AI, Harvard Business Review Press, 2022.(未訳)がある。本稿は、同書を一部抜粋・翻案したものである。

人工知能(AI)にまつわる倫理リスクとしてよく挙げられるのは、AIの訓練に使用されるデータ自体に現実世界の差別が織り込まれているために、バイアスのかかった出力結果が生成されてしまうことである。しかし、これ以外にも、企業が組織的かつ網羅的に取り組むべきリスクは数多く存在し、それらの倫理リスクに慎重に対処しなければ、評判、規制、金融、法律に関する重大な脅威となりかねない。AIは大規模運用を想定して構築されるため、何らかの問題が生じると、関係者全員に影響が及ぶからだ。本稿では、倫理リスクに対処する戦略の一つとして「AI倫理委員会」に焦点を当て、そこに倫理学者、弁護士、テクノロジスト、ビジネスストラテジスト、バイアススカウト(偏見発見者)を参加させることがなぜ重要かを論じる。
PDF論文:9ページ[約1,719KB]
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