このHDXの世界観を実現するため、同社は「ナビゲーション」「エクスプラネーション」「コンサルテーション」の3つの提供価値をAIで高めていこうとしている。
ナビゲーションとは、必要とする情報やサービスにたどり着けない顧客を適切に導くこと。エクスプラネーションは、情報を受け取った顧客がその内容をよく理解できるようにわかりやすく説明すること。コンサルテーションは、情報に基づく顧客の意思決定を支援することだ。
たとえば、対話型の生成AIを活用して、顧客が必要とする情報だけを集めて編集し、図表なども追加しながら顧客が理解できるまで説明を続け、顧客の好みや希望する条件に合った判断基準を提示するといったことが可能となり、「相手がAIであることを意識せず、人間と対話しているかのようなコミュニケーションを実現できます」と山本氏は説明する。
つい半年ほど前までは、「そんな世界観が本当に実現できるのか」という懐疑的な反応が多かったが、「ChatGPT」などの生成AIの利用体験が一般ユーザーの間に広がったことで、電通デジタルへのクライアント企業の期待値が、大きく高まったという。
山本氏は、最新のAI技術を組み込むことで、「人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える。」という電通デジタルのパーパスを、より着実かつ迅速に実現し、クライアント企業がHDXの世界観を顧客一人ひとりに提供できるよう支援していきたいと考えている。
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