M&Aに対する誤った期待と見解がはびこっている。企業を買うということは顧客を買うことなのだ。M&Aを「顧客を通じて株主価値を創出する手段」として見れば悲惨な買収を未然に避け、有益な買収先を選ぶことができるだろう。そのためにはまず、顧客の収益性の分析から始めるべきである。