部下に仕事を任せない「ボトルネック上司」になっていないか
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サマリー:企業が生き残るためには、後継者育成を継続的に行う必要がある。そして、優秀な従業員に仕事を任せて、昇進させなければならない。しかし、リーダーの中には、それを妨げる「ボトルネック上司」が少なくない。本稿で... もっと見るは、リーダーとしてこの罠に陥っている人に向けて、ボトルネックを解消する後継者育成計画の立案方法を紹介する。 閉じる

後継者がいないのはボトルネック上司のせい

 企業が生き残るために、リーダーは後継者育成の計画を立てる必要がある。だが、その計画を成功させるには、優秀な従業員が幹部クラスに昇進していなければならない。もし上司がそれを長年妨げていれば、優れた後継者を育てることはできない。

 ところが、そうしたリーダーは、もちろん自分がボトルネックになっているとは気づいていない。問題は別のところにあり、自分にはどうすることもできないと考えている。だが、それは間違いだ。カタツムリのように昇進のペースが遅い(そして最高の従業員を次々失っている)会社は、リーダーのボトルネック的行動のダメージを受けている可能性が高い。

ボトルネック上司の兆候

・スケジュールが過密で、カレンダーにはやるべきことがぎっしり詰まっている。