どんな状況で使っても部下に寄り添える「究極の質問」
サマリー:予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれる... もっと見るのが、書籍『リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。今回は、ハーバード大学教育大学院の学長も務めたジェームズ E. ライアンによる記事"5 Questions Leaders Should Be Asking All the Time"(未訳)の一節を紹介する。 閉じる

 予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。

 今回は、ハーバード大学教育大学院の学長も務めたジェームズ E. ライアンによる記事"5 Questions Leaders Should Be Asking All the Time"(未訳)の一節を紹介する。

何度でも使いたい質問
「私にできることはありますか」

 よい質問は、自分自身と部下双方の好奇心や創造性を呼び覚まし、熟考を促す。たとえば、「私にできることはありますか」は有用な質問だ。

 他者をサポートしようという姿勢は立派だが、どうするのがベストかを立ち止まって考えることなく、その場しのぎで済ませることが多い。

 部下が不平を言っているか不満な表情をしている時には、解決策を提示するのではなく、「どうしたらいいですか」と尋ねる。そう聞かれることで相手は問題を整理し、定義する。それこそが部下が問題と向き合い、解決するための第一歩なのだ。

“5 Questions Leaders Should Be Asking All the Time”(未訳)
ジェームズ E. ライアン

参考記事“5 Questions Leaders Should Be Asking All the Time”とは

 偉大な教師が優れた質問で生徒の思考と好奇心を刺激するように、ビジネスリーダーも「適切な質問」をすることで従業員の創造性と深い思考を引き出すべきだ。そこで、記事“5 Questions Leaders Should Be Asking All the Time”(未訳)は、アインシュタインの言葉(とされるもの)を引用し、問題を解くにはまず「適切な質問」を決定することが重要であると述べる。

 そのうえで本記事は、理解を深め、新しいアイデアを生み出し、進歩を促し、責任感を奨励し、本当に重要なことに集中し続けるために、特に職場において役立つ5つの質問を提案している。

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