「計画が明日を決めるわけではない」というドラッカーが問う「計画」とは何か
サマリー:P. F. ドラッカーはコンサルタントとして、企業、ベンチャー、非営利組織、スポーツチームなどのたくさんのリーダーに本質的な質問を投げかけてきた。書籍『経営者に贈る5つの質問』は、その中で最もシンプルで奥深い「5つの質問」を紹介している。今回は、本書に収録されている5つの質問のうち、5つ目の質問である「われわれの計画は何か」について解説する。

ドラッカー5つの質問⑤:われわれの計画は何か

・ミッションは変えるべきか。

・われわれの目標は何か。

ミッションを確認し、目標を設定する

 われわれは、「5つの質問」を問うことによって計画を立てる。組織としての方向性を示す計画を得る。当然そこには、ミッション、ビジョン、ゴール、目標、行動(アクション・プラン)、予算、評価が織り込まれる。

 まず初めに行うべきことが、ミッションを確認し、目標を設定することである。ミッション・ステートメントには、機会、能力、意欲を盛り込む。ミッション・ステートメントとは、「目的は何か。何のためのものか。つまるところ、何をもって憶えられたいか」に答えるものである。

 ミッションとは今日を超えるものであって、かつ今日を導くものである。ミッションは、行うべきことを行うために、目標を設定し、資源を動員する。

 ミッションと目標は、組織のガバナンスにとって不可欠である。理事会が責任を負うべきものである。理事会の担当である。

 ミッションを実現するには、明日のゴールと今日の行動が不可欠である。もちろん計画が明日を決めるわけではない。そのような考えは愚かというよりない。明日は予測不能である。 計画とは、行くべき場所と行き方についての目論見を規定するだけである。判断やリーダーシップを不要にするわけではない。分析、勇気、経験、直感が重要な役を果たす。スキルよりも責任が大きな意味をもつ。

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ドラッカーがリーダーのために考え抜いた「究極の質問」とは何か
『経営者に贈る5つの質問』

[著]P. F. ドラッカー
[訳]上田 惇生
[内容紹介]コンサルタントとして、企業、ベンチャー、非営利組織、スポーツチームなどのたくさんのリーダーに本質的な質問を投げかけてきたドラッカー。本書では、その中で最もシンプルで奥深い究極の「5つの質問」を紹介。『ビジョナリー・カンパニー』のジム・コリンズ、マーケティングの権威フィリップ・コトラーら著名人の知見に加え、ミレニアル世代のリーダーたちのフレッシュな感性をコラムとしても掲載している。

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