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体系的な作業
頭のよい者がしばしばあきれるほど成果をあげられない。彼らは頭のよさがそのまま成果に結びつくわけではないことを知らない。頭のよさが成果に結びつくのは体系的な作業を通してのみであることを知らない。(中略)
それらの資質を結果に結びつけるには、成果をあげるための能力が体系的な作業必要である。
『経営者の条件』 p.18
ドラッカー教授による名言の解説
よく物を知っている人のことを「頭のいい人」といいがちです。しかし、私たちは多くの場合、知識を得ているつもりで、単に情報を得ているだけです。ドラッカー教授のいうように、本の中にあるのは、知識ではなく情報なのです。
例えば、自己啓発書を読んだり、セミナーを聴いたりすると、「よし、私も」と高揚感が生まれます。しかし一か月後、何か変化は起きているでしょうか。ほとんどの場合、何も変わっていないはずです。それは、情報という素材を仕入れただけで、何の調理もしていないからです。
情報は、調理して初めて知識に変わります。調理の経験を何度も積んで、腕が上がると、やがて成果をあげられるようになるのです。読書やセミナーは素材を仕入れるという意味で重要ですが、前回紹介した「五つの能力」を身につけ、実践や行動の質を向上させなければ、成果にはいたりません。
ドラッカー教授は、この一連の行動を、「体系的な作業」と表現しています。知識から成果を生み出す、唯一の方法です。
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・ご本人様限りでご利用いただき、無断転載・転用はお断り申し上げます。
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[監修]上田 惇生
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