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知識は、成果の原動力
知識とは、個人や組織が何らかの成果をもたらすような行動を可能にし、何かあるいは誰かを変えるものである。知識とは何かを変えるものであることを認識するだけでも、何かが変わっていく。
『[新訳]新しい現実』 p.285
ドラッカー教授による名言の解説
図書館にある本をすべて記憶しても、それだけでは成果をあげられません。単なる情報の集まりにすぎないからです。頭の中にある情報を人前で話す、文章にして伝える、といった行動が誰かに伝わり、評価されて情報は知識となり、価値を生むのです。
ドラッカー教授は、知識は電気のような一種のエネルギーだといいます。使われるときになって、その存在がわかるのです。
そこで問題となるのは、エネルギーの量と燃焼効率です。どんな分野の知識がどれくらいあるか、その知識をいかに効果的に行動に結びつけられるか、ということです。
ドラッカー教授は、知識を成果に結びつける行動を「成果をあげる能力」と呼び、『経営者の条件』で5つ挙げています。
①時間を管理すること
②貢献に焦点を合わせること
③強みを生かすこと
④重要なことに集中すること
⑤成果をあげる意思決定をすること
一枚の企画書からヒット商品が生まれる、忌憚のないアドバイスが誰かの人生を変える……知識が何かを変え、ささやかな成果や大きな成果を生み出します。
組織はもちろん、社会、ひいては文明の発展は、ひとえに私たち一人ひとりの知識の蓄積と活用にかかっているのです。
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