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3Dプリンターの普及に伴い、モノづくりが一新するのではないかという議論が盛り上がりを見せているが、その背景にはIoT(モノのインターネット)の進展がある。IoTは私たちの生活にどのような変化をもたらすのか。また、技術の発展に合わせて社会はどう発展すべきなのか。人と人、人とモノ、そしてモノとモノがつながる時代の展望を、「日本のインターネットの父」と称される村井純氏が論じる。
インターネットの発展は
いったんの完結を迎えた
IoT(internet of things:モノのインターネット)を正しく理解するためには、まず「インターネット」という言葉の意味を考える必要がある。混同されがちだが、インターネットという言葉は3つの意味を持っている。
1つ目は、ネットワーク・オブ・ネットワークス(network of networks)だ。これは国際的にネットワークをつなぐメタネットワークのようなものであり、一般に使われるインターネットの意味だと思われる。