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IoT時代のプラットフォーム
編集部(以下色文字):プラットフォームに関する最先端の議論には、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の実用化が進むとまったく新しいビジネスが生まれるという話もあります。暦本先生は、IoT時代には、プラットフォームの概念がいかなる進化を遂げるとお考えですか。
暦本(以下略):現代社会におけるプラットフォームとはすなわち、ネットワークです。そしてネットワークは、大きく「情報」「物質」「貨幣」の3つから構成されると整理できます。この3つが融合してどう変化するのかが、プラットフォームの進化を読み解く手がかりになります。
情報はビットで表現できるため、ネットワークにおいて移動が容易であり、コピーも可能であるという特徴を持ちます。IoT時代には物質の情報化が進み、最新のテクノロジーの力で貨幣のネットワーク化も進むことで、それらをすべてネットワーク上で交換できる世界が実現するのではないでしょうか。