ゴールがぶれなければ道は開ける

ストラテジーコンサルティング
(Strategy&)パートナー
Fit for Growthリーダー
井上 貴之 氏
三井:変革には一定のタイムスパンが必要です。我々が提唱している「成長のための最適化」(Fit for Growth)では、数カ月から数年単位。その間は、山あり谷ありで、変革のエネルギーをいかに維持するかも考慮しなくてはなりません。たとえば、3~5年のロードマップをつくり、目の前の環境変化に合わせてその都度アップデートしていくことも、変革のモメンタムを維持するためには不可欠です。
八木:100点満点ではなく10点でいいから、変えられるものはすぐに変えていくことが重要です。毎日変化があり、何か新しいことが起こっている。それを目の当たりにすることが社員にとって活力となり、変革へのモチベーションとなります。また、新しいことにチャレンジするエネルギーも高まっていきます。リーダーは3~5年、倦むことなくそれを続け、あとは若手に引き継げばいいのです。
井上:目指すべきゴールが決まっていれば、そこにたどり着くルートや乗り物は、その都度変化してもかまわないと思います。渋滞で脇道に入ると、カーナビゲーションが目的地への新たなルートを引き直すのと同じことです。ゴールさえぶれなければ、道は切り開ける。そういう冷静さと柔軟性、そして必ずゴールにたどり着くという情熱。それらを持って企業変革を進めてもらいたいと思います。
三井:本日はありがとうございました。
<PR>
関連記事
>> 自社独自のケイパビリティと市場ニーズをマッチさせる
ポール・レインワンド氏に聞く 戦略を確実に実行する法【前編】
>> 自社独自のケイパビリティを改善し、需要を創造する
ポール・レインワンド氏に聞く 戦略を確実に実行する法【後編】
>> コストとは投資である 一律削減は成長を生まない
「Fit for Growth」で成長に必要な筋力を鍛える
>> 特別インタビュー
自社の強みを見極め事業コヒーレンスを高めるべき [PR]
>> セミナーレポート
戦略と実行を結びつける「5つの行動様式」とは [PR]
>> AIは失敗からも学ぶ
知的なリスクテークを恐れず日本企業ならではの新たな利活用を試行せよ [PR]
>> 企業変革の実践
どこで差別化し、どの領域で勝つのか そのための経営資源をどう捻出するか [PR]
>> 企業変革の実践
後ろ向きのコスト削減ではなく成長のためのコスト構造最適化を [PR]
>> 企業変革の実践
低成長の企業や市場こそ「成長のための最適化」が不可欠 [PR]