
アイデアも洞察力も野心もあるのに、直属の上司の支援がないばかりに、自分が望む機会を得られていない人はいるだろう。強引なやり方で反感を買うことなく、上層部に自然と潜在能力を認められて、いまよりも大きなチャンスを掴むためには、どうすればいいのだろうか。本稿では、そのための10のステップを紹介する。
あなたは聡明で、よいアイデアを持っていて、洞察力があり、もっと挑戦したいという野心がある。それなのに望んでいた機会を手に入れることができず、上司は後押ししてくれない。上司の頭越しという形ではなく、上層部の目に留まるにはどうすればいいだろうか。
その答えを探すために、私のクライアントの中でも特に成功している2人に協力してもらった。全米に21のオフィスを構え、戦略コンサルティングと人材マネジメントの助言を提供しているエリアッセン・グループのデイブ・マッキーンCEOと、全米最大の歯科総合サービス、ベンコ・デンタルのチャック・コーエン取締役だ。
2人は数十年間リーダーとして活躍しており、常に「未来のスター」や「高い可能性を持つ人材」を探している。そのような従業員は、違いをもたらそうという意欲にあふれた勤勉な人が多い。会社の成功だけでなく、自分の周囲の成功にも貢献する。肩書きに囚われず、それ以上の働きをする。そして、より上のレベルで素晴らしい仕事ができそうな潜在能力を示し、上層部の目に留まるのだ。
私たち3人は、組織の上層部に潜在能力を認めてもらうための10のステップを考えた。これらのステップを実践すれば、うぬぼれと言われたり、直属の上司を怒らせたりすることなく、あなた自身が成長して、より大きな機会を手にできるだろう。