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スタートアップが革新的なハイテク製品を思いついても、アマゾン、グーグル、フェイスブック、マイクロソフトなどの巨大企業にあっという間に模倣され、撤退を余儀なくされるケースが後を立たない。一方、この厳しい競争環境にもかかわらず、競争優位を保ち続ける企業もある。本稿では、小さな挑戦者が大企業に立ち向かうための4つのポイントを紹介する。
スタートアップであれ成熟企業であれ、新しいハイテク製品をつくるときには総じて、ある悩みを抱える。大きな可能性を秘めた革新的な何かを思いついても、大手ハイテク企業――アマゾン、グーグル、フェイスブック、マイクロソフトなど――から詮索の目を向けられるのだ。
これらのハイテク大手は、特許による完全な保護を受けていない技術革新(多くのデジタル製品が含まれる)ならば何であれ模倣し、強化できるほどの資金、技術、データ、人材を持っている。
近年の事例を見ると、こうした模倣行為はきわめて一般的に行われており、スタートアップにとっては命取りであることがわかる。