コロナ後に生き残るのは業界上位3社まで
名和:永守会長は今回のコロナ危機に直面して、経営について変えるべきことを50項目くらい書き出したそうですね。
永守:50項目というのは大きな経営改革から小さな改善まで含めてですが、いまそれを順番に実行しているところです。
ポストコロナの時代は、おそらく過去にないほどの競争の激化が起きると私は見ています。言わば、勝ち組、負け組がはっきりする。どの業界でも、生き残るのは上位3社でしょうね。ニッチマーケットを狙っている企業は別として。
サマリー:リーマンショックなど多くの危機との遭遇を成長のバネにしてきた日本電産は、コロナ危機をも、飛躍の機会ととらえる。人事評価制度や組織変革などの競争力強化を断行する一方で、保守的になる競合他社とは対照的に、... もっと見る次代の成長に向けた投資を拡大する。常に生産性向上を追求する経営体質強化策と、10年以上先を見てトップが夢を語り、その実現に向けて挑戦を続ける「遠近複眼経営」により、未来をみずから切り拓き、増大する不確実性に立ち向かう。*この対談は、ウェブ会議システムで、京都と東京をつないで行った。 閉じる
名和:永守会長は今回のコロナ危機に直面して、経営について変えるべきことを50項目くらい書き出したそうですね。
永守:50項目というのは大きな経営改革から小さな改善まで含めてですが、いまそれを順番に実行しているところです。
ポストコロナの時代は、おそらく過去にないほどの競争の激化が起きると私は見ています。言わば、勝ち組、負け組がはっきりする。どの業界でも、生き残るのは上位3社でしょうね。ニッチマーケットを狙っている企業は別として。