CEOのサクセッション・プラン、すなわち発掘・育成・選抜のプロセスは体系的なものではなく、概して場当たり的である。GEやP&G、J&J、コルゲートなど、好業績を持続している企業には、優れた後継者育成プログラムがある。この重要課題こそ、ベスト・プラクティスに学ぶべきだ。筆者は、数々のCEO交替に関わり、またリーダー育成を支援してきたその経験から多くの後継者選びのプロセスに共通する問題点を指摘し、ベスト・プラクティスをひもときながら、その要諦を論じる。