
XiXinXing/Getty Images
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優れたITシステムやソフトウェアを新たに導入することが、必ずしも業務の効率を上げるわけではない。その使い方を学ぶために膨大な時間を費やしているケースが散見され、むしろ効率化の妨げになっている可能性がある。筆者らが米国のある省を対象に実施した調査から、その実態が明らかになった。
情報テクノロジー(IT)企業は自社の商品を売り込む際、その商品が組織の効率を大きく高めると強調することが多い。しかし、新しいテクノロジーの導入を検討する企業幹部は、そうした主張を鵜呑みにしないほうがよい。
そのテクノロジーは、スタッフ部門の労力を節約する代わりに、ライン部門のマネジャーや社員の業務負担を増やすだけなのではないか。この点をよくよく考えるべきだ。