無礼な発言をされた時
あなたはどう対処すべきか
顧客が使用できなかった商品があり、あなたは返金を手伝おうとしている。顧客の想定以上に時間がかかったため、しびれを切らして「この問題にしっかり対処できる人と話がしたい」と尋ねてきた。
あなたが担当する生徒の一人は、自分には提供できない特別な支援を必要としている。保護者にその旨を説明するメールを送ると、次のような返信が来た。「それは『あなたの仕事』ではないのですか。生徒を助けることは、給料に含まれていないとでも言うのですか」
ある会議で、あなたは自部門の四半期の予算不足を補うのに有効と思われる解決策を提案した。すると、ふだんは友好的な他チームの同僚が、冷ややかに答えた。「そのアイデアがなぜうまくいくと思うのか、私にはわかりませんね」
このような発言は、スラックやメールで言われようが、直接面と向かって言われようが、気分を害するものだ。
職場で無礼な言動や小ばかにした振る舞い、意地の悪い対応をされてもよい人などいない。傷つけることを意図していなかったり、曖昧な行動であったりしても、ストレスや危害を与える可能性がある。にもかかわらず、ジョージタウン大学マクドノースクール・オブ・ビジネス准教授のクリスティーン・ポラスが実施した調査[注1]によると、98%の人がキャリアのある時点において、職場で非礼な態度を取られたことがあるという。
そのような時、ほとんどの人は「どうしたらよいのか」と途方に暮れるばかりだ。