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好奇心を効果的に活用する
「昨夜の試合の結果はどうだったのだろう。少し調べてみよう」
「これはエネルギーの未来に関する興味深い記事のようだ。少しクリックしてみよう」
「あのバーベキューグリルは値下がりしたかな。少し確認してみよう。一瞬で済むから……」
集中できない時、この「少し」調べる、クリックする、確認する、といったことを「いまやるべきこと」だと思ってしまう。そして「やることリスト」にはない物事に意識が向かい、心のGPSは予定のルートを大幅に外れ、オンラインの荒野をさまようことになる。
好奇心の赴くままにしておくと、非生産的で注意散漫な状態を引き起こし、一日の終わりまでにたどり着きたい目的地からあなたを遠ざける。長時間PCの前にいても、重要ではない仕事をこなすだけで、大きなプロジェクトには手もつけず、仕事とは無関係の興味深い物事に大半の時間を費やすことになる。
だが、予定よりも仕事が遅れるにつれて、ストレスとプレッシャーが高まり、ついに締め切りを突きつけられて、無駄にした時間を取り戻すために残業せざるをえなくなる。好奇心の赴くままに行動した結果、あなたが最も輝き、最高の働きをするための能力は発揮されなくなる。
しかし、何か重要な物事についてクリエイティブに考えることを意識的に行う時、意図的に向けられた好奇心は仕事において素晴らしい力となり、あなたのイノベーションや有効性を劇的に高める可能性がある。