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戦略と企業文化、業績との関係
戦略と企業文化が調和している企業は、そうでない企業より業績がよい。これはよく知られた話だ。したがって、もし両者が調和していなければ、企業文化の変革が必要になるのはほぼ確実である。
しかし、言うは易く行うは難しである。企業文化をつくり出している価値観や信念、常識といったものは、目に見えず、企業の隅々にまで浸透している。そうしたものを捕まえて好きなように操るのはとても難しい。しかも、社員はただでさえ組織改革を嫌がるものだが、企業文化の変革にはとりわけ強く反発する。なぜなら、自分たちがそれまでに身につけた振る舞い方や人間関係が根底から覆されかねないからだ。
そこで筆者らは、企業文化を変革する秘訣を探り出そうと、60人を超えるビジネスリーダーへのインタビューを敢行した。彼らは世界各地のさまざまな業界に所属し、CEOもいれば事業本部長や工場長もいる。