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ジェンダー平等の重要性を理解しつつ、推進しない男性
職場のジェンダー平等は、企業の収益性と株価の向上に寄与することがわかっている。ジェンダー平等の取り組みは通常、男性が参加すると成功率が3倍高まることも判明している。そして、ほとんどのリーダー職をいまだに男性が占めており、ゆえに男性は組織文化を変革する力を持っていることも知られている。
ジェンダー平等に関する職場の文化は古いままである。その一方で、男性の大半はこの問題に強い関心があるという。あるアンケート調査では、男性の88%が女性の地位向上に参加したいと回答した。
ならば、会社が主導するジェンダー多様性の取り組みや、一般的なジェンダー平等の推進に、なぜさらに多くの男性が参加しないのだろうか。
彼らの参加を妨げていると思われる3つの主な障壁がある。カタリストの研究によれば、男性をジェンダー平等の取り組みに参加させるためには、組織の男性リーダーたちが恐れを認め、無知に対処し、無関心を克服する必要がある。同様に重要な点として、これは自分たち男性のみに関わる問題ではないことを理解しなければならない。すべての従業員にとって有益な職場をつくることが肝心なのだ。
本稿では、男性リーダーが同僚とともに、職場でジェンダー平等の推進に有意義な形で参加できる方法を紹介しよう。
恐れを認める
恐れの源泉を理解する
信じがたいかもしれないが、男性は恐れている。間違った発言をしてしまうこと、レッテルを貼られること、善意を誤解されることを恐れている。