
DBenitostock/Getty Images
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サマリー:新しい役職を引き受ける際、自己不信に陥る「インポスター症候群」を経験することがよくある。特に、もともと自分がその役職の第一候補ではなかった場合、周囲からの期待に応えられるか不安になり、自分の能力を信じ... もっと見るられなくなるかもしれない。本稿では、新しい役職、特に自分がもともと第一候補ではなかった役職に就いた際に、インポスター症候群の気持ちを和らげるための戦略を紹介する。 閉じる
第一候補者が辞退し、自分がその役職に就いた時の不安
インポスター症候群は、上級職に就く人がよく経験する。しかし、当初は不採用だった職に就くことによって、その自信のなさが妥当だと感じるような場合はどうだろうか。
筆者のクライアントのソーニャ(仮名)は、そのような経験をした。彼女は大手上場企業の人事担当シニアバイスプレジデントだった。会社が新しい最高人事責任者(CHRO)を探すことになった時、彼女は立候補をした。
CEO、ほかの幹部、取締役らと正式な面談をする大がかりなプロセスを経て、選ばれたのは別の候補者だった。しかし、その候補者が辞退し、2番目の候補者が深刻な健康問題に見舞われたため、ソーニャがその職に就くことになった。彼女は興奮したものの、当然ながら期待に応えられるかどうか不安になった。
本稿では、自分が第一候補ではなかった職に就く場合に、インポスターの感情を和らげるための5つの戦略を紹介する。
ギャップを明確にする
このシナリオのよい面は(気まずく感じるかもしれないが)、明確さがあるということだ。あなたは第一候補でも第二候補でもなかった。上司もあなたもそれを知っている。隠すことは何もない。