採用面接で候補者からの質問にうまく対処する5つの戦略
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サマリー:採用面接は、面接官が採用候補者を見極める場であるだけではない。候補者も新しい会社に移るべきどうかを見極めるために鋭い質問を用意している。そのため面接官は、候補者からの質問に答える準備が必要である。本稿... もっと見るでは、候補者の興味を引くために、面接官がオープンエンドの質問に備え、対処するための5つの戦略を紹介する。 閉じる

面接官も候補者からの質問に答える準備をすべき

 面接官は面接プロセスにおいて自分がすべての権力を握っていると思いがちだが、採用候補者も新しい会社に移るべきかどうかを見極めるために、より洞察に富んだ質問をするようになっている。候補者が面接の準備をするのと同じように、面接官も候補者から自由な返答を求められるオープンエンドの質問に答える準備をする必要がある。なぜなら、その回答次第で、彼らの熱意に火をつけるか、あるいは興味を削ぐかが決まるからだ。

 本稿では、候補者が募集中の職を熱心に追求するよう促すために、面接官がオープンエンドの質問に備え、対処するための5つの戦略を紹介する。

どれが機密情報かを把握する

 面接官は、候補者が機密保持契約(NDA)に署名していても、彼らに開示できない情報の機密性を認識し、面接プロセスにおいて機密を守る重要な役割を果たす。機密性の境界を理解することは、専有情報、企業秘密、会社の業務に不可欠なその他の機密データを確実に保護するために極めて重要だ。