昇進を断る時、やる気がないと思われないための作法
Mauro Grigollo/Stocksy
サマリー:昇進が自分の目指すキャリアから外れている場合、気まずくならず辞退する方法はあるだろうか。かつては出世が当たり前とされてきたが、いまやそれが必ずしもベストな選択とは限らない。辞退する際は、会社にやる気が... もっと見るない、恩知らずと思われないようにする工夫が必要である。具体的には、感謝の意を示しつつ、現在の自分の目標や状況に合わないことを説明すべきだ。 閉じる

自分の目標に沿わない昇進の機会が生じたら

 昇進の辞退など普通はしない、と考える人もいるだろう。出世の階段を上ることはかつて当たり前だったかもしれない。しかし、どのような状況でもそれがベストな選択かというと、必ずしもそうではない。目指すキャリアから外れていたり、いまの自分の状況に合わなかったりする場合もある。そのような時、どうすれば「ありがたいのですが、お断りします」と、気まずくならずに言えるのだろうか。やる気がないとか、恩知らずだと思われないためには、どうすればよいのだろうか。また、そのチャンスを自分の経済的、職業的目標に沿ったものに変えることは可能なのだろうか。

専門家の意見

 昇進を打診されることは一大事である。それはこれまでの努力の結果であると同時に、会社が自分の能力と献身を評価しているという確かな証でもある。