
-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
新しい上司と働き始める前にしておくべき重要な会話
経験豊富なプロダクト部門マネジャーのカーラは、勤務先の2度にわたる組織改編により、最高プロダクト責任者(CPO)直属の部下となった。長年、さまざまなリーダーシップスタイルの上司の下で働き、経験を積む中で自分自身のスタイルについても理解を深めてきた。そして、新しい上司と仕事をするのを楽しみにする一方で、これまでのように上司とアイデアを共有したり、自分のチームのためにサポートを得たりする自分のユニークな能力を失わないようにしたいと思っていた。新しい上司と生産的な関係を築くための強固な基礎をつくり、自分とは異なる仕事のやり方をする人とうまく協力し、いきなり誤解が生じる可能性を小さくするにはどうすべきか考えていた。
「私も同じだ」と思う人は多いだろう。リーダーであれ、スタッフであれ、誰かと新しい協力関係を始める時には、目標や目的、スケジュール、役割と責任、期待、リソース、そしてサポートについて見解を一致させることは理にかなっている。だが、そこで忘れがちな一つの重要な会話がある。
「スタイルアラインメント」の会話
これまで一緒に仕事をしたことがない人と働く時は、まず自分にとって何が大切か、やる気を出させてくれる物事は何か、自分の最高の能力を引き出してくれる物事は何かといったことについて話し合う時間を設けて、一番うまく協力できる方法をオープンに話し合うとよいだろう。お互い仕事に完全に取り組み始める前に、自分の仕事のスタイルや好みを具体的に話し合っておくと、コラボレーションの過程で誤解や不一致が生じるのを防げる可能性が高い。この会話は「スタイルアラインメント」、つまり「効果的に協力するための会話」だ。