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改善が必要な1on1ミーティングにはどのような特徴があるか
1on1ミーティングは、マネジャーと直属の部下が継続的に行うミーティングである。マネジャーにとって、この毎週または隔週の交流には、期待のすり合わせとチームメンバーとの信頼の形成という2つの目的がある。さらに、1on1ミーティングは、上司と部下の関係を深め、フィードバックを受け取り、個人の目標を設定し、障害を解消するためにも利用できる。
こうしたメリットが挙げられるにもかかわらず、1on1ミーティングは壁にぶつかることがある。初めてマネジメントに携わる人だけでなく、何年もリーダー職に就いている人でもそうだ。筆者はリーダーシップコーチとして、キャリアのあらゆる段階の人が、部下をサポートしつつ、企業の目標を達成し、職務上のほかの責任も遂行するという、相反する優先順位の中で、バランスを取ることに苦労している姿を見てきた。時間とリソースが限られている中、多くの人がこのような疑問を抱く。1on1ミーティングは本当に労力に値するのか。
筆者の答えは常にイエス、ただし時間を生産的に使うならば、という条件付きである。一方で、この疑問が出るということは、改善の余地があるということだ。
本稿では、1on1ミーティングが新味に欠け、生産性を失い、あるいは期待を満たしていない場合の5つのよくある兆候と、この貴重な時間を最大限に活用する方法を紹介したい。
兆候1:ミーティングに出たくない
昼食をほとんど取れないほどカレンダーが埋まっていたら、最もルーチン化したミーティングをキャンセルしたくなるかもしれない。もちろん、キャンセルせざるをえない場合もあるが、頻繁にキャンセルすべきではない。もしそうしがちなら、時間の使い方を変える時が来ていると見なすべきだろう。