マインドフルネスを日常に組み込む7つの手法
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サマリー:筆者は多様なリーダーたちに対しコーチングを行っているが、彼らに共通しているのはプレッシャーに苦しんでいることだ。マインドフルネスの実践は、意思決定や感情的知性(EI)を向上させ、ストレス対処に効果がある... もっと見る。しかし、多忙なエグゼクティブは実践時間を確保しにくい。そこで筆者は、日々の仕事中に短時間で行う「マイクロプレゼンス」を推奨する。 閉じる

仕事にのめり込みすぎるリーダーに必要な「マイクロプレゼンス」

 筆者が指導し、コーチを務めているリーダーたちは、さまざまな点で多様だが、共通していることが一つある。それは、プレッシャーだ。それぞれが前例のない経済的、技術的、政治的、組織的な変化と闘っているため、自分自身とチーム、組織を活気づけ、集中させ続けるのに苦労している。多くの人が圧倒されそうになったり、疲弊しそうになったりしている。

 マインドフルネスの実践は、そうした感情に対する強力な解消法だ。筆者が最近の論考で記したように、定期的な瞑想は意思決定の質を向上させ、あなたが「集中している」という他者の認識を高め、感情的知性(EI)を高め、ストレス対処能力を向上させるという研究結果がある。これらはどれも、あなたをよいリーダーにするものだ。

 しかし、多くのエグゼクティブは「そんな時間はない」という。試すことすらしない人や、始めても仕事が忙しくなり、締め切りが迫るとやめてしまう人もいる。スケジュールが混み合っていて予測不可能だと、瞑想のための時間を毎日確保するのは非現実的に思えるかもしれない。

 だからこそ筆者は、仕事にのめり込みすぎているリーダーに「マイクロプレゼンス」を勧めるようになった。自己認識を高め、調整し、リセットするために、就業日にマインドフルネスを組み込むのだ。

マイクロマインドフルネスの実践

 ストレスを感じている時や、電話や会議の合い間にちょっとした時間ができた時など、忙しい日常にスムーズに取り入れることができる、シンプルで効果的なマイクロマインドフルネスのテクニックを紹介しよう。