英語はビジネスの標準語になったといってよい。しかし、歴史や文化、習慣やエチケットはさらなり、ガバナンスや意思決定プロセスといった文化的特徴を理解しなければ異国間交渉や異文化コラボレーションは成立しない。M&AやJVの日常化、B2B分野におけるグローバル化など国際的な協業体制が一般化しつつある現在、本稿では、多様性に対処するコミュニケーション・スキルについて、さまざまな実例を紹介しながら解説する。