「統計学」と聞いて難解な微積分や確率分布の数式をイメージして、拒絶反応を示すビジネス・パーソンは多いだろう。しかし、医薬品開発などのほか、金融工学をはじめとして、信用調査や品質管理などのビジネス分野においても、統計学の考え方や手法は奥深いところで活用されている。また近年、専門的な知識を持たなくとも、ウェブで公開されている汎用ツールを用いるなどして、統計分析を実行できるようになってきた。理論と実践のつながりを知ることは、分析結果を基にした意思決定をするうえで役に立つはずだ。