優れた意思決定はクリティカルシンキングで可能になる
サマリー:予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれる... もっと見るのが、書籍『リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。今回は、マッキンゼーでパートナーを務めたヘレン・リー・ブイグが、クリティカル・シンキング(批判的思考)を磨くための3つのシンプルな習慣を提示した「クリティカル・シンキングを磨く3つの基本的習慣」の一節を紹介する。 閉じる

 予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。

 今回は、マッキンゼーでパートナーを務めたヘレン・リー・ブイグが、クリティカル・シンキング(批判的思考)を磨くための3つのシンプルな習慣を提示した「クリティカル・シンキングを磨く3つの基本的習慣」の一節を紹介する。

クリティカルシンキングを磨く

 優れた意思決定を可能にするもの、それはクリティカルシンキング(批判的思考)だ。反対に、妨げるのは、最初の案に満足し、時間を取って問題を多面的に評価しないことだ。特に重大な局面でこの過ちを犯さないためには、「前提」を疑ってかかろう。

 新しいビジネス戦略を考える際には、「なぜこれが最善の道なのか。我々の立てた市場予測に対して、調査ではどのような結果が出たのか」を問う。また、思考の道筋や出した結論がデータに裏づけられたものか確認する。側近の意見に頼るばかりでなく、新鮮な視点を求める。

 自分の狭い世界から踏み出し、あなたの組み立てた論理を、異なる見識を持つ人々にぶつけてみよう。

「クリティカル・シンキングを磨く3つの基本的習慣」
ヘレン・リー・ブイグ

参考記事「クリティカル・シンキングを磨く3つの基本的習慣」とは

 ​ビジネスが失敗する原因はさまざまだ。予期できないトラブルにより致命的なダメージを受けることもある。だが、それは本当に予想外の事態だったのだろうか。物事を都合よく解釈し、自分の信念を裏付ける情報だけで判断を下してはいなかっただろうか。「クリティカル・シンキングを磨く3つの基本的習慣」では、マッキンゼーでパートナーを務めた筆者が、クリティカル・シンキング(批判的思考)を磨くための3つのシンプルな習慣を提示する。

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