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予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。
今回は、「ボス・マネジメント」の心得について解説した、ハーバード・ビジネス・スクール名誉教授であるジョン P. コッター、ジョン J. ガバロの論文「上司をマネジメントする」の一節を紹介する。
上司が知りたい情報を少なく見積もってはいけない
上司が[あなた]の仕事に関する情報をどれくらい必要とするかは、その上司のスタイル、置かれている状況、[あなた]への信頼度によって大きく異なる。しかし、[あなた]が当たり前のように提供している以上の情報を上司が必要としていることは珍しくなく、また上司が実際以上に情報を持っていると[あなた]が買い被ることもしかりである。
優秀なマネジャーは、上司が必要としている情報量を少なく見積もっているのではないかと考え、上司のスタイルに合った方法で十分な情報を提供するようにしている。
「上司をマネジメントする」
ジョン P. コッター
ジョン J. ガバロ
参考論文「上司をマネジメントする」とは
賢い人は、上司との関係は持ちつ持たれつであり、これを管理しないと、自分の仕事がうまくいかないことを心得ている。上司との関係を管理することを「ボス・マネジメント」というが、上司が部下との関係を管理する責任を負っているように、同じく、部下は上司との関係に責任を負っているといえる。
優秀な部下は、上司との関係を管理することも仕事の一つと考える。とりわけ、何かと上司に反発しがちな「反依存型」の部下、逆に何でも上司に同調しがちな「過剰依存型」の部下は、ボス・マネジメントについて理解し、実践する必要がある。
論文「上司をマネジメントする」では、ともにハーバード・ビジネス・スクール名誉教授であるジョン P. コッター、ジョン J. ガバロが「ボス・マネジメント」の心得を解説している。
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DHBR電子版の無料会員にご登録のうえ、対象論文をダウンロードください。
『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』
[編]ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
[訳]DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部
[内容紹介]世界のリーダーが一歩先を見通すために読んでいる有数のマネジメント誌『ハーバード・ビジネス・レビュー』から、時に頭を揺さぶり、時に心の拠り所となる、至高の金言を厳選。従業員エンゲージメント、生産性、心理的安全性、信頼性など、リーダーやリーダーを目指す人にとって最も重要なトピックをこの1冊に凝縮。
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