部下にやりがいを持たせたいなら、あえて苦労させよ
サマリー:予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。今回は、リーダーシップコーチであるケリ・トンプソンによる記事「優れたリーダーはあえて部下を助けない」の一節を紹介する。

 予定がぎっしり詰まった慌ただしい日々の中で、学習に時間を割くことは意外と難しい。そんな毎日を過ごす中でも1日1ページめくるだけで、自身を問い直し、重点課題を見つけ、あなたが成長するきっかけを与えてくれるのが、書籍『ハーバード・ビジネス・レビューが贈る リーダーを支える365の言葉』だ。本連載では、同書から珠玉の一節をご紹介していく。

 今回は、リーダーシップコーチであるケリ・トンプソンによる記事「優れたリーダーはあえて部下を助けない」の一節を紹介する。

チームにあえて苦労をさせる

 部下を成長させ、持っている能力を最大限に発揮させるためには、まだ少し早すぎると思うような仕事も任せ、時々、苦労をさせなければならない。また、その姿を見て思わず手を差し伸べたくなるかもしれないが、そこは自分も部下も踏ん張って、乗り越えねばならない。

 部下にやりがいを持たせるには、難しい刺激的な課題を与えることが一つのカギだ。そこで助けに入ったのでは勉強にならない。自分たちの力で課題を解決させ、必要に応じてアドバイスやサポートを提供する。それが結果的にお互いの成長につながるのだ。

「優れたリーダーはあえて部下を助けない」
ケリ・トンプソン

参考記事「優れたリーダーはあえて部下を助けない」とは

 多くのリーダーは、部下に手ごわい課題を委ねる重要性を理解しているが、実行するのはなかなか難しい。しかし、優れたリーダーは、部下から一歩下がった場所に留まり、彼らが悪戦苦闘する経験を通じて学習する機会をつくっている。

 本記事「優れたリーダーはあえて部下を助けない」では、リーダーが権限委譲を行いやすくし、リーダーとメンバーの双方が成長するための有効な戦略をいくつか紹介している。

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