人材育成では、強みに焦点を合わせなければならない
サマリー:世界最高の経営思想家ピーター・ドラッカーの洞察力に富んだ言葉の数々を1日1ページ、1年365日で構成した書籍『ドラッカー 365の金言』。世界の政財界に広く助言を行ってきた経験から来る「金言」は、組織の中で働き、常に何らかの目標の達成を求められている人々にインスピレーションとアドバイスを提供してくれる。本連載では、本書の内容を抜粋し、再編集したものを掲載する。今回は、『非営利組織の経営』より、人の成長と組織について語った言葉を紹介する。

人の成長と組織
「組織は人を変える」

 組織は人を変える。否応なしに変える。成長させたり、逆にいじけさせたりする。 人を育てることについて、われわれは何を知っているか。かなりのことを知っている。とくに、何を行なうべきでないかについてよく知っている。行なうべきでないことのほうが、行なうべきことよりもわかりやすい。

 第1に、不得意なことで何かを行なわせてはならない。礼儀、態度、スキル、知識は学ぶことができる。だが個性を変えることはできない。第2に、近視眼的に育ててはならない。身につけさせるべきスキルはある。だが人を育てるということは、それ以上のことである。キャリアと人生にかかわることである。仕事は人生の目標に合わせなければならない。第3に、エリート扱いしてはならない。重要なことは実力であって見込みではない。要求は厳しくしなければならない。

 人材の育成にあたっては、強みに焦点を合わせなければならない。そのうえで要求を厳しくしなければならない。そして、時間をかけて丁寧に評価しなければならない。向かい合って、約束はこうだった、この1年どうだったか、何をうまくやれたか、と聞かなければならない。    

『非営利組織の経営』より)

ACTION POINT

 人を育ててください。強みに焦点を合わせ、要求を厳しくし、定期的に評価してください。

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マネジメントの巨人が遺した至言の宝石箱!
『ドラッカー 365の金言』

[著]P. F. ドラッカー、ジョセフ A. マチャレロ編
[訳]上田 惇生
[内容紹介]世界最高の経営思想家ピーター・ドラッカーの洞察力に富んだ言葉の数々を1日1ページ、1年365日で構成。95歳の著者の経験に裏打ちされた「金言」は、組織の中で働き、常に何らかの目標の達成を求められている人々にインスピレーションとアドバイスを提供してくれます。仕事と人生を変える、1日1ページ!

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