ドラッカーが説く、スペシャリストのあるべき姿
サマリー:世界最高の経営思想家ピーター・ドラッカーの洞察力に富んだ言葉の数々を1日1ページ、1年365日で構成した書籍『ドラッカー 365の金言』。世界の政財界に広く助言を行ってきた経験から来る「金言」は、組織の中で働き、常に何らかの目標の達成を求められている人々にインスピレーションとアドバイスを提供してくれる。本連載では、本書の内容を抜粋し、再編集したものを掲載する。今回は、『マネジメント―課題、責任、実践』より、スペシャリストのあるべき姿について語った言葉を紹介する。

スペシャリストの錯覚
「協会を建てているといえることが重要である」

 3人の石切り工の話がある。何をしているかを聞かれて、それぞれが「暮らしを立てている」「石切りの仕事をしている」「教会を建てている」と答えた。第3の男こそ、真のマネジャーである。

 第1の男は、仕事で何を得ようとしているかを知っており、事実それを得ている。1日の報酬に対し1日の仕事をする。だがマネジャーではない。将来もマネジャーにはならない。

 問題は第2の男である。熟練した専門能力は不可欠である。たしかに組織は、最高の技能を要求しなければ二流の存在になる。しかしスペシャリストは、たんに石を磨き脚柱を集めているにすぎなくとも、重大なことをしていると錯覚しがちである。専門能力の重要性は強調しなければならない。だが、それは全体のニーズとの関連においてでなければならない。    

『マネジメント―課題、責任、実践』より)

ACTION POINT

 全員が自らの貢献を知ることのできる体制を構築してください。

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マネジメントの巨人が遺した至言の宝石箱!
『ドラッカー 365の金言』

[著]P. F. ドラッカー、ジョセフ A. マチャレロ編
[訳]上田 惇生
[内容紹介]世界最高の経営思想家ピーター・ドラッカーの洞察力に富んだ言葉の数々を1日1ページ、1年365日で構成。95歳の著者の経験に裏打ちされた「金言」は、組織の中で働き、常に何らかの目標の達成を求められている人々にインスピレーションとアドバイスを提供してくれます。仕事と人生を変える、1日1ページ!

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