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顧客は何を考え、何を求めているのか。いま、顧客インサイトを得る手法としてビッグデータと行動観察が注目を浴びている。しかし、それぞれのデータに対する本質的な理解はほとんど進んでいないのが現状だ。やみくもにデータと対峙しても、有効活用できないだけでなく、誤った分析で損失を招くリスクすらある。本稿では、ビッグデータと行動観察データの違いを明確にしたうえで、ビジネスにおける6つの場面に応じたそれぞれの使い分けが明らかにされる。「ビッグデータは定量、行動観察データは定性」という単純な比較からは見えてこない、データ活用の本質を解き明かす。
消費者を理解するための
3つの基本的なアプローチ
ビッグデータと行動観察。日常的にそれぞれに関わる人は「その2つに関係があるわけない」と思われるかもしれない。しかし、両者は結構なところで似ている。なぜなら、どちらもユーザーや市場をよりよく理解するために使われるものだからだ。
では、ユーザーを理解するためには、どういう方法があるだろうか。