国際宇宙ステーション(ISS)のコマンダー(船長)には、国籍も文化も違う個性的なメンバーをまとめ上げることはもちろん、限られた期間で高い成果を上げることが求められる。そのISSコマンダーに日本人で初めて任命されたのが、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士である若田光一氏だ。チームとしての生産性を高めるために、リーダーとして何を心がけ、実行したのか。酸素も重力もない極限の環境下における、コミュニケーションの重要性が語られる。