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ブリッツスケールで失うもの、得られるもの
2015年の秋、ホフマンは母校のスタンフォード大学でコンピュータサイエンスの講座を始めた。ともに講師を務めるのはジョン・リリー(グレイロックのパートナーであり、元モジラCEO)、アレン・ブルー(リンクトインの共同創業者)、クリス・イェ(アライドタレントの共同創業者)。講座のタイトルは「技術が可能にした『ブリッツスケール』(電撃的拡大)」である。このインタビューでホフマンは、ハーバード・ビジネス・レビュー・プレスの編集長ティム・サリバンを相手に、「ブリッツスケール」の難しさとリスク、そしてその見返りについて語った。
HBR(以下色文字):基本から始めましょう。「ブリッツスケール」とは何ですか。
ホフマン(以下略):真に劇的な急成長が必要な時に取る手段です。大規模な、そして通常は世界規模の市場に製品・サービスを提供することを目的に、短時間で企業を築き上げるための理論と実践がブリッツスケールです。その最終目的は、一定規模を持つ、その世界の先駆者となることです。