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組織が大きくなるにつれて、起業当初のやり方が通用せずに、壁にぶつかる企業は多い。2000年に十数人で創業したオイシックスは、現在、205人の正社員と500人ほどのパートやアルバイトを抱える規模にまで成長した。企業の成長に合わせて変えるもの・変えないものは何か。同社代表取締役社長の高島宏平氏に伺った。
順調に成長した実感は一度もない
編集部(以下色文字):起業当初は成長の波に乗ることができても、規模を拡大するにつれて当初の戦略では成長の限界を迎えるケースがあります。貴社の場合は、起業後に「成長のレール」から外れてしまうことはありましたか。
高島(以下略):正直に言えば、昔もいまも成長のレールに乗っている実感はまったくありません。だから、成長のレールから外れているという実感もない。そもそも、私には「レール」という発想がないのです。