-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
現代社会は、日々、生産性の向上が求められている。しかし同時に、新しい何かを生み出す「創造性」もビジネスパーソンには不可欠である。本連載は、新たな価値を提供し続けるトップクリエイターに、創作の過程で不変とするルールを語ってもらうことで、その源泉を探る。第4回はプロゲーマーの梅原大吾氏が登場。(写真/鈴木愛子、編集協力/加藤年男)
連載「ひらめきのしくみ〜これだけは変わらない私のルール〜」の記事一覧はこちら。
「勝つ」ではなく
「勝ち続ける」ための戦略

梅原大吾(うめはら・だいご)
日本初のプロゲーマー。国内ではウメハラ、海外では ビースト(Beast=野獣)のニックネームで崇められる。15歳で日本を制し、17歳で世界チャンピオンのタイトルを獲得。以来、格闘ゲーム界のカリスマとして、18年間にわたり世界の頂点に立ち続ける。EVO(正式名称『Evolution Championship Series』。世界最大の格闘ゲーム大会)2013にて、5年連続ベスト8入りし、大会歴代記録を更新。 同大会における2年連続優勝(2009年&2010年)も歴代記録となっている。みずからのフィロソフィーを綴る書籍多数は一般にも広く受け入れられ、ラジオやテレビ出演をはじめ、企業や大学・専門学校からも招待を受け特別講師としても活躍中。2016年2月に開始したTwitch配信は日本ダントツ1位、世界でも格闘ゲーム部門で1位のビューア数を誇る。4月にはレッドブルアスリートとして提携を結び、6月にはTwitch初のグローバルアンバサダーに指名された。同時期に『悩みどころと逃げどころ』(小学館)を発刊。同書は処女作『勝ち続ける意志力』(小学館)を追う勢いで読者からの高い評価を受けている。なお、『勝ち続ける意志力』はこの夏に英語版を発売予定。
公式サイト:www.daigothebeast.com
日本初のプロゲーマー。国内ではウメハラ、海外では ビースト(Beast=野獣)のニックネームで崇められる。15歳で日本を制し、17歳で世界チャンピオンのタイトルを獲得。以来、格闘ゲーム界のカリスマとして、18年間にわたり世界の頂点に立ち続ける。EVO(正式名称『Evolution Championship Series』。世界最大の格闘ゲーム大会)2013にて、5年連続ベスト8入りし、大会歴代記録を更新。 同大会における2年連続優勝(2009年&2010年)も歴代記録となっている。みずからのフィロソフィーを綴る書籍多数は一般にも広く受け入れられ、ラジオやテレビ出演をはじめ、企業や大学・専門学校からも招待を受け特別講師としても活躍中。2016年2月に開始したTwitch配信は日本ダントツ1位、世界でも格闘ゲーム部門で1位のビューア数を誇る。4月にはレッドブルアスリートとして提携を結び、6月にはTwitch初のグローバルアンバサダーに指名された。同時期に『悩みどころと逃げどころ』(小学館)を発刊。同書は処女作『勝ち続ける意志力』(小学館)を追う勢いで読者からの高い評価を受けている。なお、『勝ち続ける意志力』はこの夏に英語版を発売予定。
公式サイト:www.daigothebeast.com
格闘ゲームは、あらかじめ用意されたキャラクターから一人を選び、1対1で対戦して勝敗を決める競技だ。賞金付きの世界大会が米国をはじめ各国で開催されており、観客が何千人と集まる大きな大会もある。
その世界で勝利を収めるためには、動体視力や集中力、コンマ何分の1秒内のチャンスを逃さない指先の素早い動きなどが不可欠である。しかし、それによって目の前の試合に勝つことはできても、勝ち続けることはできない。勝ち続けるためには、いかに戦うのかという「戦略」を発想する力が重要となる。