仕事を自動化するテクノロジーは、3種類に分けることができる。ロボティック・プロセス・オートメーション、コグニティブ・オートメーション、ソーシャル・ロボティクスだ。それぞれにどんな特徴と可能性があるのだろうか。


 仕事はどこで、いかにして遂行されるべきか。このテーマをめぐり、私たちは興味深い転換点に立っている。

 ビジネスリーダーとマネジャーは従業員の活用に際し、さまざまな雇用形態を組み合わせることができるようになった。バーチャルと現場、パートタイムとフルタイム、正社員と臨時社員などだ。

 おかげで望ましいマネジメント手順を確立できた、と思った矢先、別のまったく新しい状況が立ち現れた。自社の業務の根本、そしておそらくビジネスモデルそのものにも関わる技術面の選択肢、すなわち「仕事の自動化」である。リーダーはさまざまな自動化のテクノロジーを、いつ、どこで、どのように事業に適用すべきなのだろうか。

 現在、仕事を自動化するテクノロジーには3種類ある。ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、コグニティブ・オートメーション、ソーシャル・ロボティクスだ。各技術にはそれぞれ適した領域があり、その影響も業務内容によって異なる。それらを以下の表にまとめた。