AIの旺盛な学習意欲は、人間ならではの資質である「好奇心」をも凌駕し始めている。まだ人間に分があるのは、好奇心の広さと強さのようだ。


 好奇心は、現代の職場における最も重要な能力の1つとして評価されている。たとえば、好奇心は人々の「雇用される力」を高めることが示されている。また、好奇心の強い国々ほど、より高度な経済的・政治的自由を享受し、GDPも高い。

 したがって、将来の仕事のあり方が予測しにくくなるにつれ、ますます多くの組織が、個人の「すでに持っている知識」ではなく「何を学べるか」に基づいて採用するようになっても驚くに値しない。