誰に言われるでもなく一生懸命働き、成果も上げているのに、上司や同僚からはまったく評価されない。そんな事態になれば、仕事への自信もやる気も失われていくのは当然であろう。筆者は、その状況を自分自身の手で変えられると主張する。本記事では、そのための6つのアイデアが示される。
どれほど一生懸命働いたところで、努力に気づいてもらえなくては面白くない。どうすれば、自慢話にならずに、自分の功績を伝えられるのだろうか。正当に評価されていないと感じていることについて、誰に話をすればいいのだろうか。そして、状況が変わらないようなら、いつまでいまの職場に留まるべきなのだろうか。
●専門家のアドバイス
「職場で見ても聞いてももらえないと感じることほど、嫌なものはありません」と言うのは、How to Be Happy at Work(未訳)の著者であるアニー・マッキーだ。
「自分の努力を評価してもらいたいというのは、誰にでもあるごく自然な欲求です。ですから、同僚が(自分の貢献に)気づいてくれないと、まるで居場所がないような気持ちになります」。当然ながら、昇進不安がよぎるかもしれない。「いつの間にか自信を失い始めて、こんなふうに考えるようになります。『私がしていることに誰も気づかなかったら、いったいどうすれば昇進できるのだろうか』」。
だが、状況を変える力はあなたにもあると、『ハーバード・ビジネス・レビュー公式ガイド 社内政治マニュアル』の著者であるカレン・ディロンは言う。「自分がしたことを確実に見てもらい、理解してもらう方法は数多くあります」。大切なのは、「如才なく自慢する方法」を身に付けることだという。以下に、アイデアをいくつか紹介する。