MirageC/Getty Images

他社との差別化を実現するためにはまず、独自の組織文化を定義することが不可欠だ。また、組織文化はブランド・アイデンティティと整合していなければならない。では、自分たちのアイデンティティをどう見極めればよいのか。筆者は、ブランド・アイデンティティは「破壊的」「革新的」「値頃」などの9つに分類できると言う。


 社内に「よい」組織文化を築く、というだけの目標はハードルがあまりに低い。「誠実さ」や「チームワーク」といった価値観を推進している企業は、他社と何ら変わりがない。

 自社の差別化につながる具体的な成果を生みたいならば、しかるべき従業員の態度と行動を醸成するために、自社独特の文化を定義する必要がある。