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イーロン・マスクほど、良くも悪くも世間の注目を浴びる経営者はいないだろう。彼が率いるテスラも同様で、その取り組みは必ずと言っていいほど議論の的になる。ただし、この会社が消費者からも投資家からも高い支持を得ていることは事実だ。筆者らはテスラに関する詳細な研究を通じて、多くの人には狂気に見える戦略の中に、イノベーターにとって普遍的な2つの教訓を見出した。
テスラほど、嘲笑と崇拝の両方の的になる企業はない。
電動ピックアップトラック「サイバートラック」のようなプロダクトを発表すると、賛否両論が巻き起こる。批判派は、「やっぱり創業者のイーロン・マスクはちょっと変だ」「こんなもの売れるわけがない」と言い立てるが、ファンはきちんと行動する。サイバートラックは1ヵ月で20万台のプレオーダーを得た。