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ダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)を推進するために、ジェンダーや人種、性的指向による差別を解消するための施策を実施する企業が増えてきた。だが、その取り組みの中に障害者が含まれているだろうか。障害者インクルージョンを促すことは、大きなチャンスをもたらす。本稿では、それを実現するための3つのステップを紹介する。


 企業は長きにわたり社会の変化を主導してきた。いまでは世界中の企業が、気候変動のような難題や、給与格差といった不当な慣行を認識するようになった。

 企業におけるダイバーシティ(多様性)とインクルージョン(包摂)も、その特徴的な問題の一つである。ジェンダーや人種、性的指向の境界線を越え、平等に向かって企業は大きく前進してきた一方で、ある側面はあまりにも無視されてきた。それは、障害である。