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新型コロナウイルス感染症の影響で対面会議は難しくなり、それに伴う問題が生じたことは事実であろう。しかし、バーチャル会議は悪いことばかりではない。参加者全員が同じ部屋に集まり、紙の資料を共有していた時代にはできなかったことが低コストで実現できるようになった。本稿では、バーチャル会議の3つのメリットを紹介する。
ズームやウェブエックス、チームズなどを使っての仕事では、やりにくい部分が多々ある。ボディランゲージを読み取れない、ビデオ通話疲れを招く、内向的なチームメンバーの参加が少ない、技術的な不具合が生じる等々だ。
しかし、見過ごされている点として、こうしたバーチャルのプラットフォームは、マネジャーにいくつかの特別な「スーパーパワー」を与えるのも事実である。会議において、かつて会議テーブルやフリップチャートを用いていた頃には想像もできなかった、あるいは非常に難しかったことが可能になるのだ。
新型コロナウイルス感染症はいつの日か、人々がまた直接会えるレベルにまで収束するだろう。
とはいえ、テーブルを囲んで座り、会議用電話を見つめながら、遠隔の参加者の声だけを――ビデオや資料を共有せずに――聞いているというやり方に戻るチームは、ほとんどいないはずだ。経営幹部がひとたび最近のツールを理解・研究して自由に使うようになれば、なおさらであろう。
そうしたツールのうち3つについて掘り下げ、実際にどう機能しうるかを考えてみよう。