
Matthias Clamer/Getty Images
-
Xでシェア
-
Facebookでシェア
-
LINEでシェア
-
LinkedInでシェア
-
記事をクリップ
-
記事を印刷
新たにプロジェクト始める場合、最初から大量の人や金や時間を投じる企業は多い。その結果、ある時点で成功の見込みが薄いことが判明しても、プロジェクト中止の決断を下せないまま、ずるずるとリソースを消費し続けてしまう。やめることが難しいので、新規プロジェクトを立ち上げるハードルも上がり、ますます成長が鈍化するという悪循環を招いている。本稿では、こうした状況を回避して、イノベーションを高速で生み出し続けるための3つの方法を紹介する。
企業のエグゼクティブは、チーターから学べることがたくさんある。チーターは地上で最も敏捷な陸生動物だ。祖先は時速20マイル(約32キロ)ほどでしか走れなかったが、現代のチーターは停止状態から3秒以内で時速60マイル(約96キロ)まで加速できる。これはコルベットツインターボやエンツォフェラーリよりも速い。
ただし、チーターが恐るべきハンターなのは、そのスピードのおかげだけではない。コンピュータモデルによると、チーターの狩りの成功を予兆する最大の要因は最高速度ではなく、いかに素早く止まり、方向転換できるかである。