twomeows/Getty Images

コロナ危機を乗り越えるうえで、企業は重要な役割を担っている。しかし、事業活動の前提が覆され、活用できる資源がより乏しくなった中、既存のアプローチには限界がある。この事態を打開したければ、非営利組織の活動に学ぶことが有効だ。非営利組織は万全とはいえない環境の中でも、やり方を工夫することで大きな成果を上げている。本稿では、企業が参考にすべき3つの方法を紹介する。


 コロナ禍の時代、パンデミックが引き起こした苦境に対処するうえで、企業は重要な役割を果たさなければならないし、実際に果たすことになるだろう。

 ただし、そのためには、自分たちの基盤がいかに変わっているかを認識する必要がある。インクルーシビティ(包摂性)はかつてないほど重要になり、リーダーは経済的な結果と同じくらい社会的な結果を重視するように迫られている。そして、これらを遂行するための資源は通常より乏しい。既存のアプローチだけでは、この難題を乗り切れないかもしれない。