ステップ1:
自分が最も必要としている支援は何か特定する
1週間で最も大変な部分、「ここがダメになったらすべてが破綻する」とあなたが思う部分はどこだろうか。
長時間ではないが、まとまった時間のチャイルドケアだろうか(重要なアポイントをこなしたり、必要な休憩を取ったり、重要なミーティングに出席したりするため)。子どもを寝かしつけること、あるいは永遠に続く食事の用意と後片付けだろうか。それとも孤立感や自分の時間がないという気持ち、睡眠不足だろうか。
いろいろと考えて、まずはリストをつくってみよう。とても長いリストになるかもしれない。そのうち最も大きなインパクトを持つのはどれか見極めたうえで、突発的な場合でも、誰かが実際に手を貸してくれることを3~5個選ぼう。
ステップ2:
自分を支援してくれる最適な人を見つけ出す
最も重要なニーズを見極めたら、何らかの形で助けになってくれる人を全員リストアップしよう。
最初に思いつくのは、自分以外の子育て中の親、すなわち子どもの学校の親、子どもの習い事で一緒の親、教会で一緒になる子育て中の人、あるいは近所の人などだ。こうした人たちは、何をすればいいか理解していて、実際に助けになってくれるが、彼ら自身も同じような混乱に直面している可能性が高い。
そのため、よその親以外にも恥ずかしがることなく支援の輪を求めよう。たとえば、子どものいない友人や同僚、近所に住む18歳の大学生、リタイア生活で時間に余裕がある人たちだ。
常識にとらわれず、広く考えること。思い切って頼んでみると、特に短時間で済む具体的な依頼の場合には、自分の周囲に喜んで支援してくれる意欲と能力がある人が驚くほどたくさんいるとわかる。
引っ越してきたばかりで、地域のコミュニティに知り合いがあまりいない場合は、子どもの学校や課外活動の連絡先リストを調べて、オンラインのハッピーアワーを提案してみる。少し時間がかかるかもしれないが、親しくなれそうな人が1人か2人は見つかるだろう。
2020年に我が家の長女が転校した時、私たちはこのアプローチを活用して、よその親と知り合うことができた。そうでなければ、いまも学校への送り迎えで必死だったはずだ。このアプローチは、仮に対面のイベントが開催されたとして、出席する余裕がない場合にも活用できる。それでも問題があるなら、量より質を重視しよう。