
AerialPerspective Images/Getty Images
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新型コロナウイルスの感染拡大は、世界中の国々がデジタル化を進める重大な契機となった。ただし、その進展度は国ごとに大きく異なる。筆者らは綿密な調査を行い、世界90の国や地域の現状を「傑出」「停滞」「勃興」「要注意」という4つに分類した。韓国、シンガポール、香港のように圧倒的な速度で進んだ国と、デジタル化が思うように進まなかった国は何が違うのか。
2020年、新型コロナウイルスの感染拡大は、世界経済を4.4%縮小させる一方で、ある潮流を世界全体でいっそう加速させた。その潮流とは、デジタル化の進展である。
多くの国で、ロックダウン(都市封鎖)、休校、業界全体の休業といった措置がたびたび実施される中で、リモート教育やeコマース、在宅勤務など、デジタルケイパビリティの重要性がかつてなく高まった。