
Adolescent Content/Brandon Stanciell/Getty Images
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多くのストレスを抱えて、感謝の気持ちを表す余裕などないと思っているかもしれない。だが、ポジティブな側面を見ずにネガティブな側面に囚われると、心身の健康はもちろん、仕事のパフォーマンスも低下し、挙句は職場で無礼な行動に出てしまうこともある。無礼な行為が組織に蔓延すれば、大きな代償を伴う大きな問題に発展しかねない。筆者らによれば、組織の不当な行為を減らすには、感謝を表すことが不可欠だという。マネジャー自身が感謝の文化を培うロールモデルとなり、実際にどのような取り組みができるのか、処方箋を提示する。
このところ、感謝できることなどほとんどないと思うかもしれない。私たちの多くが、自分の健康や生計、仕事についてストレスを感じている。こうした心配事は、下向きの悪しきスパイラルをつくり出しかねない。そして、私たちの心身の健康に影響を与え、仕事のパフォーマンスを低下させ、職場の対人関係を緊張させる。
ポジティブな側面を見失い、ネガティブな側面にばかり目を向けていると、同僚への態度も邪険になりがちだ。侮辱したり、陰口を叩いたり、無視したり、あるいは排除したりするかもしれない。